3/5(木)の拍手返信です!
個人宛の私信みたいになっちゃったので、下記に折りたたみます。「続きを読む」を押下してご確認ください~。
>寒崎シキ様
お世話になっております!!
新刊読んでくださったのめちゃくちゃ嬉しいです。大好きな作品を書く方に第一声で「素敵だった」と言っていただいて、不安だった気持ちがすん、と成仏いたしました。一年ほどなにも新しいものを書けていないところで出した今回の本だったので、無事に発行できたことと、こうして声をかけてもらえたことで今とても明るく晴れ晴れとした思いです。
返信不要とのことだったのですが、寒崎さんのメッセージを読んで、「えっ、私も一緒にテツアスの話したい」と思ったので返信させてもらってます。
『テツジンが手に入れた「人間らしさ」が手放しで喜べるものではないところ、それを自らの死とともにもたらしたのがアスタルだということが、テツアスの醍醐味…』
いや、めっっっっちゃくちゃわかります。
私もまさにそこがテツアスの関係性においてめちゃくちゃ好きなポイントで今回の話で書きたかったものなんですけど、こうして同じ気持ちを分かち合うことができてひたすらうれしいです。
死に際のアスタルが心を得たテツジンに笑って「俺と同じ苦しみを味わうことになるぞ」って言うシーン……「心を得る」って呪わしいことだってアスタルは認識してて、それを与えて死んでいくの、めちゃくちゃロマンチックな呪いで素敵ですよね。
本編中ずっと対立し殺しあう関係で対話を続けてきたテツジンとアスタルだけど、分かり合いすっきりと迎えた最終決着でもテツジンはアスタルの命を奪って心を得て、でもアスタルが与えたそれは呪いでもあり、どこまでいっても傷つけあう二人の関係が私は大好きです。(作文)
装丁も褒めてくれてありがとうございます。カバー付きバージョン手に入れてくださったことが嬉しい…。今回珍しく写真ベースのデザイン表紙だったのですが、土壇場でどうしてもイラストをつけたくなってしまい……しかし無理やりにでも描いた甲斐がありました。
こちらこそ寒崎さんの今後の作品やツイートを楽しみにしています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
北村キイロ